相続税の申告及び納税は必ずする必要があるのか?
公開日:2020-10-09 23:27
目次
相続税の申告書の提出や納税の要否を考える上で、
以下の3パターンがあります。
① 遺産総額(注1)が、相続税の基礎控除額(注2)に満たない場合
・申告書の提出=必要なし
・相続税の納税=必要なし
② 遺産総額(注1)は、相続税の基礎控除額(注2)を超えているが、
「小規模宅地等の特例」を適用すると、
基礎控除額に満たなくなる場合や、
遺産総額が1億6千万以下ですべての遺産を配偶者が相続する場合
・申告書の提出=必要
・相続税の納税=必要なし
③ 遺産総額(注1)は、相続税の基礎控除額(注2)を超えていて、
特例を適用しても、基礎控除額を超える場合や、
配偶者の税額軽減の特例を適用しても、税額が発生する場合
・申告書の提出=必要
・相続税の納税=必要
(注1)遺産総額は、財産-(債務・葬式費用)+(みなし相続財産-みなし相続財産の非課税)
(注2)相続税の基礎控除は、下記の計算にて算出します
3,000万円+(法定相続人の数×600万円)=相続税の基礎控除
執筆:税理士法人Sofa