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相続税の課税原因

公開日:2020-11-21 14:40

目次


相続税は個人の死亡により下記①~④を原因として財産を取得した場合に課される税金です。

    相続

人が死亡した場合に、配偶者、子供、父母、兄弟姉妹が、
民法上の法定相続人という立場により自動的に亡くなった人の財産を承継することをいいます。

    遺贈

遺言によって亡くなった人から財産を承継することを遺贈といいます。
相続は法定相続人のみを対象としていることと比較すると、遺贈は法定相続人以外の者に財産を承継することができことになります。
もちろん法定相続人に対しての遺贈も可能です。

遺贈を受ける人のことを、「受遺者」と呼びます。

    死因贈与

生前に、贈与する人と贈与を受ける人が、「もし私が死んだらあなたに〇〇財産をあげます」
「はい、あなたが死んだらあなたの〇〇財産をもらいます」という贈与契約により遺産を取得することをいいます。

遺贈は財産を貰う人の生前の承諾が無いのに対して、死因贈与は生前の承諾が必要になります。

    相続時精算課税を選択した生前贈与

生前に行われた贈与で、その贈与財産のうち一定金額について、贈与時には課税をしないで、
相続が発生した時に相続税として課税を受けることを選択した贈与財産のことをいいます。

執筆:税理士法人Sofa