不動産の売却時期について

目次

土地の売却を考えるとき、1番初めに思い浮かぶことは高く売るにはどうすればいいのかな？必ず考えると思います。

考える中で【売る時期（タイミング）】について考えたことはございますか。

正直なところ、不動産が【いつ高く売れて、いつ安くなる】と判断するのは難しいです。

物件ごとにエリアの魅力や需要も違うため【この時期が高く売れる】と断言はできませんが、高く売る可能性を上げることはできます。

1円でも高く売れる話をさせて頂きます。

①    街が再開発をおこなっている。

再開発のエリアは高く不動産が売れる！

武蔵小杉や川崎エリアの再開発は街が大きく変わり、土地の価値が急上昇した良い例です！再開発のイメージはもともと工場など多かった場所が大きなマンションや商業施設に代わり、人が住みやすくなった場所のことです。

次のような理由が上昇するポイントです。

・商業施設が充実して住みやすさUP、将来性が有望。

・利便性が高い場所は注目度が上がる為、価値も上がる。

・値段が上がればそこのエリアがブランドになり、高所得者の需要も上がる。

売却時期も所有不動産が再開発に含まれているかが、売る時に大きく影響します。

②    進学や転勤シーズン

不動産仲介が忙しくなるのは主に2～3月です。

それは進学や転勤などで引っ越しをする方が単純に多いからです。

買いも売りもどちらも増えるためおススメできる時期です。

逆に需要が少ないタイミングで販売してしまうと売残ってしまい、

販売が長期化する恐れもあります。

不動産販売サイトの掲載時期が長いと訳ありなど勝手なイメージがつくこともあるので、

注意してください。

③    土地の価格が高いとき

建物の価値は築年数に比例して年々下がりますが、土地の場合は景気によって価値は変わります。

つまり、不動産を高く売るタイミングは【土地価格の上昇時期】がベストという事になります。マンションや一戸建てについても①で話した再開発で需要が喚起される以外は、

建物価格が上がる事はほぼないため【土地価格】が上がらないかぎりは購入した時よりも高く売るのは難しいです。

土地価格もエリアによっては年々上昇傾向にあるため自分の不動産がどれぐらいの価値があるのか確認することも大事です。

④    マンションは建物価値が落ちきる前に売る。

マンションや一戸建てを売る時に考えたいのが【築年数】です。

土地のみであれば考える必要はいりませんが、建物販売の際は重要なポイントになります。

建物価格は徐々に下がっていきますが、ある時期を境に急に下がるタイミングがございます。まし売却を検討している方がいればそれまでに売るのが賢いと言えます。

1つの指標としては築16年～20年から急に下がります。

※建物の構造によっても価値が変わるのでお気をつけ下さい。

それは、建物の耐久年数による価値と合わせて購入者はほぼ現金一括ではなく銀行と住宅ローンを組んでお金を借りて物件を購入します。築年数が古い物件は満額で住宅ローンを組めないので購入側のハードルも高くなるのも1つの問題です。

⑤    売却の際に払う税金が安いタイミング。

売却はタイミングが違うだけで支払う税率が約20％も違ってくる可能性があります。

その判断ポイントは不動産を所有してから【5年超えているか】が重要になります。

売却する年の1月1日時点で所有期間が5年を超えているかどうかで判断されます。

5年未満が短期譲渡所得、5年超えが長期譲渡所得と言いそれぞれ売却時に支払う税率が、全然違います。ここで覚えておきたいのが、自分が【長期譲渡所得】になっているかです。

不動産を売却する方の理由はそれぞれ違うと思います。

住宅ローンが残っている状態かもしれませんし、そもそも「おすすめ時期」を待たずに今すぐ売らないといけないケースもあります。

ただ、時期にこだわりすぎるも動きが鈍くなるので気をつけないといけません。

ただ、せめて上記記載しましたポイントを抑えてから判断して頂ければ嬉しいです。

執筆：株式会社プロバンク　阿部