住み替え
公開日:2020-12-10 22:02
目次
自宅を持っている方なら1度は考えた事があると思います。
ただ、手順がわからない、お金の部分で問題があるなど不安は多いと思います。
今回は住み替えを検討している方に説明していきます。
① 住み替えもいろいろ
一言で住み替えと言っても人それぞれ違いますよね。
賃貸から一戸建て、賃貸からマンション、賃貸から賃貸も住み替えですし、
今の戸建てを売却して新しい場所で戸建てを買う場合もあります。
どこからどこへ住み替えるのか変わってきますが、何をするにもお金が大きく関係してきます。
② 賃貸から賃貸へ。
賃貸での契約でかかる費用として1番大きな部分が契約時の家賃、礼金などの契約金です。
もちろん物件の契約内容によって費用も変わってきますが、初めに支払う家賃の6ヶ月分~8ヶ月分はかかります。最近は連帯保証人よりも保証会社加入必須のケースが多いため、
クレジットの支払いなどでうっかり利用停止されたことがある人は審査落ちするなど年々
厳しくなってきているため審査にも気を付けて下さい。
③ 自宅を売って新しい家を買う。
今のご自宅を売って新しい場所で買って住み替えたい場合は、
現在の住宅ローンの残債がどれだけあるのかなど、金銭部分の計画が、
賃貸の住み替えよりも重要になってきます。
【自宅を売却して一括で新居を買いたい】【売却したお金の一部を新居の購入資金にしたいなど】とういう場合には売るタイミングに気をつけて下さい。
新居の契約後に今の住宅が売れずに急いで融資を受けようとしても貸してくれる銀行はかなり少ないと思います。そのため新居を購入する際は初めから買い替えローンを利用する方も多いです。新築完成まで数ヶ月かかるため、仮住まいとして賃貸を借りるとその分費用が掛かります。
自宅が売れるタイミングは誰にもわからないため必要経費は色々な方向から考えて準備する必要があります。他にも新居を購入した際に土地と建物費用以外にもかかる費用があります。それは、登記費用です。仲介手数料などは思いつく人は多いと思いますが、
抵当権抹消費用や所有権移転登記費用などうっかり忘れてしまう方もいるので、
こちらの費用も何十万とかかるため覚えておく必要があります。
また新たに不動産を購入した場合は不動産取得税というものが課税されます。
④ 賃貸から一戸建に住み替える。
結構、このパターンから住み替える方が多いと思います。
ただ賃貸と持ち家ではかかる費用の多さが全然違います。
事前にどこでどれだけのお金がかかるのか綿密な計画が大切です。
直ぐに何十万~何百万の費用請求がきます。
賃貸は毎月支払うお金は家賃や管理費ぐらいですが、
持ち家の場合は住宅ローンの返済、マンションであれば管理費と修繕積立金も支払います。
毎年1回、固定資産税の支払いなども必要となります。
また、家具や電化製品なども買い替えもあると思いますので、
支払うお金の管理もしっかり行いましょう。
ここまで見てきたいずれのパターンでも、住み替えする時に共通してかかる費用もあります。そのひとつが引っ越し費用。引っ越し費用は、複数の業者でしっかり見積もりをとるのも引っ越し費用を安く抑えるための基本テクニックです。さらに引っ越し費用を安くあげたいなら、引っ越しの集中する休日をさけて平日に引っ越しを行い、費用を抑えることも可能です。
その他にも見落としがちなのが、冷蔵庫や洗濯機などが新しいスペースに入りきらない部屋の寸法であったり、部屋が増えることによってエアコンや照明器具を買い足さなければならなかったり。窓の大きさが違うことによって使っていたカーテンが全く使えなくなることもめずらしくありません。あらかじめこういった費用も含めてお金の計画を立てておきたいものです。
お金の計画さえしっかり立てておければ、あとは新しい生活に向けて颯爽とスタートをきるだけ。住み替えるその前に、いま一度、自分のケースではどんなお金が必要になってくるのかを確認しておく事が大事です。
執筆:株式会社プロバンク 阿部