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ケアマネージャーの選び方と上手なお付き合いの仕方

公開日:2020-12-12 20:27

目次


ケアマネージャーは、介護を必要とする方が介護保険サービスを受けられるように、ケアプランの作成やサービス事業者との調整を行い介護関係全般において懸け橋となってくれる存在です。

介護サービスは、利用者が自らの力で日常生活を送る際に必要とされ、治療や看護といった医療サービスから生活支援などの福祉を、総合的に判断してそれらを組み合わせ、効果的に利用するものです。

ケアマネジャーはそれらを統括しマネジメントを行う人です。

要支援と要介護の方で担当するケアマネは異なります。

要支援の方は地域包括支援センターのケアマネが、要介護の方は居宅介護支援事業所のケアマネが担当します。

ケアマネの探し方は幾通りもありますが、市区町村に設置されている地域包括支援センターに行きそこにある居宅介護支援事業所のリストをもらいそこから選び出すのが一般的とされています。

その他には、かかりつけ医や友人を通して紹介をしてもらったり、インターネットを利用して居宅介護支援事業所を自分で選ぶ手段があります。

ケアマネを選ぶ際に重要視すべきは第一に人柄、第二に能力です。

ケアマネージャーは利用者の今後の生活を左右するケアプラン作成という責任重大な仕事があります。

ケアプランがなければ介護サービスを受けられないため良質なケアプランを作成できるか否かは非常に重要な要素といえるでしょう。

また、ケアプラン作成には介護利用者の意見が必要です、自分の意見を受け入れてくれるあ話しやすい人柄であること、信頼関係が築けそうな相手を選ぶことが肝要といえます。

 

 

入居希望の方のお話を伺っていると、ケアマネージャー(以下ケアマネ)との人間関係がうまくいかない、とご相談を頂く事があります。

ケアマネは介護サービスを利用するときに必要であり、今後の生活においてなくてはならない存在です。

一度契約したケアマネはやむを得ない事情や利用者側からの担当変更希望がなければ原則として変わることはありません。

長くお付き合いしていくのなら良好な関係を築きたいと思うのが人情というもの。

良い関係を築いていくためにも利用者側で気を付けるべきことを考えていきましょう。

 

ケアマネとしっかり話し合う

ケアマネは担当が決まると最初にケアプランの作成に取り掛かります。

被介護者とそのご家族と話し合い、どれくらいの頻度でどのような介護を受けるべきかを要介護度によって専用のケアプランを作成します。

その際に、自分の考えに沿わぬケアプランになってしまいストレスを抱えてしまうよりも被介護者・介護者問わず自分の意見をしっかりと伝えることはとても重要です。

介護はうけつつもなるべく自立していきたい、デイサービスに通わせたい、できる限り自宅で面倒を見たいなど、ケアマネと意見を出し合いより最適なケアプランを作成して頂くようにしましょう。

 

ケアマネへの思いやり

ケアマネは、居宅介護支援事業所の規模、所属ケアマネ数にもよりますが1人あたり平均して30人の担当を受け持っています。

30人もの利用者11人の介護サービスの提案や、施設への申込みや調整というのは心身ともに莫大なストレスがかかります。

その多忙の中で、相手の状況を考えず自分よがりの発言ばかりしていると相手はどう思うでしょうか。

それが仕事なんだから、と思われる方もいらっしゃいますが、ケアマネも人間です。

仕事ではありますがそのような勝手な方にたいしては、あまり関わりたくないと考えても不思議ではありません。

また、中にはケアマネがお休みの日にもかかわらず頻繁に連絡を取る利用者もしくはそのご家族の方がいらっしゃいますが、契約内容に時間外での対応不可と明記されていることがほとんどです。

お休みの日に緊急ではない連絡をもらうのはあまりきもちのよいことではありませんので良好な関係を維持するためにも連絡をするタイミングはお考えになられたほうが良いでしょう。

 

 

 

執筆:株式会社絆楽