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相続税の基礎控除

公開日:2020-12-12 21:04

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相続税は遺産の総額が一定のボーダーラインを超えなければ相続税がかからない税額計算方法となっています。このボーダーライン(相続税がかからない範囲の金額)のことを相続税の「基礎控除」といいます。相続税は亡くなった人の遺産の総額から基礎控除を差し引いた金額に対して課税される仕組みになっています。

基礎控除は下記の算式で計算します。法定相続人とは遺産を相続する権利のある人をいい、民法で定められた法定相続人の数をいいます。
計算式  基礎控除=3,000万円+(法定相続人の数×600万円)
計算の特徴は、3000万円をベースに法定相続人1人につき600万円が加算されるという点です。つまり、相続税の基礎控除額は相続が起きた各世帯によって異なってくるということです。
法定相続人が1人の場合には3600万円、相続人が2人の場合には4200万円、相続人が3人の場合には4800万円が基礎控除額となり、法定相続人が多い相続ほど基礎控除は多くなります.




執筆:ファイナンシャルプランナー鈴木 裕二