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外国籍の親が亡くなった場合

公開日:2021-01-14 15:02

目次



    国籍の確認

亡くなった方の国籍を確認します。
亡くなった人の相続手続きをどこの国の法律を元に行うかを決定するためです。

 

    その国の法を確認する。

日本の法の適用に関する通則法において「被相続人の本国法による」とあります。
つまりその国の法に基づいて相続を行うという事になります。

その国の法の中で「亡くなった国の法律で行って」となっていれば、日本法で行います。

例えば韓国法では本国法で行う事になっていますので、韓国籍の被相続人がなくなった
場合は韓国の民法に基づいて相続が行われることになります。
(日本とは法定相続分など多々違いがあります。)

いずれにしても本国法の確認が必須となります。

 

これらの場合多くは専門家に相談するケースが多いと思われますが、
重要なのは外国籍の方が亡くなった場合、
日本の民法が適用されないケースがある事を念頭にトラブルのない
相続手続きを行っていく事が大切と思われます。

 

執筆:小倉司法書士事務所・小倉大輔