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通夜・葬儀・告別式の違いについて

公開日:2021-05-06 12:00

目次


葬式では「通夜」「葬儀」「告別式」などの言葉があります。

この三つは、それぞれ全く違う意味となります。



通夜

通夜とは、故人と生前親しかった友人や知人が弔問に訪れ、故人の家族や親戚と共に別れを惜しむ儀式です。

本来、夜通しで故人との別れを惜しむ儀式であったため「通夜」と呼ばれていますが、

昨今では「告別式に出席できない人の為のお別れの場」としての認識が広まりつつあります。

また、夜通し行われることが少なくなり、今は短時間で終わる「半通夜」が主流となっております。



葬儀

葬儀とは故人の冥福を祈り、別れを告げる儀式となり、死生観や宗教観が深く関係することになります。

そのため、宗教の違い、または宗派により、葬儀の形式が大きく異なります。

しかし、形式が異なっていても「故人の冥福を祈り、丁重に弔う」という点は共通しています。

昨今では、故人の意思を尊重する葬儀が一般的となっており、家族葬一日葬など多様化傾向にあります。



告別式

告別式は葬儀と似た意味合いで使用される場面が多いですが、葬儀が故人を弔う儀式なのに対し、

告別式は文字通り「亡くなった人に最後の別れを告げる」儀式です。

会葬者にとっては、故人と過ごせる最後の時間となります。

以前は、葬儀を終えた後に会葬者がお墓までお骨を送り、埋葬前に執り行われるのが一般的な流れでしたが、

近年では葬儀と告別式を一緒に行うこともあります。

また葬儀は密葬で執り行い、お別れの会や告別式を別の日に行うことも増えてきました。


お葬式のひなた