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終活とはなんだろう?早くやると何か得するの?

公開日:2020-10-27 22:34

目次



終活とは人生の終わりのため活動の略をいいます。



終活はネガティブなイメージがある方が多いと思いますが、

実は早めに始めることで自分の人生のゴールに向けてより

充実した考え方ができたり、終活をしていなかったことが原因で

起こる様々なトラブルや相続対策をしていなかったことにより

支払わなくてよかった税金などを未然に防ぐ事ができるのです。




とは言ってもどんなことをするのかわからない方が多いかと思いますが、




結論を先に簡単に申しあげますと、

終活は今まで歩んできた人生を思い返して、

自分が関わってきた周りの方や家族に

自分の人生のエンディングをどのようにしたいか伝えたり、

自分の財産をどのように託していくかをはっきりさせていく活動になります。




具体的に終活は8つの専門分野と関係があります。

1税務(相続税・贈与税)

2法的手続き(遺言など)

3不動産(売買・相続時の不動産評価)

4FPファイナンシャルプランナー(生活の収支や保険)

5介護施設

6生前整理・遺品整理

7お葬式

8お墓



たくさんの専門分野との関わりがあることがわかっても自分の家の場合は、

どんな順序でやっていけばわからないですし、優先順位もわからないかと思います。




そこでどんな方にも当てはまる一番最初にするといいと言われているのが

最初にエンディングノートを書くことです。


エンディングノートには大きく分けて3つのことを記入する箇所があります。

1自分の生い立ちや自分の人生での出来事

2自分の財産や負債

3自分の人生のエンディングをどうしたいか(介護や終末医療・葬儀屋やお墓について)


この3つを記入することにより、今後自分や自分の家族がどのように

終活を進めていくべきなのか道筋を明確にすることができます。




1の自分の生い立ちや自分の人生での出来事を書くことにより、

自分がどのような人や家族と関わりどんな思いを抱いたか、

「この人にこういうふうにしてもらえて嬉しかった」や

「この人には感謝しているな」など改めて文字にして書き記すことにより、

自分の残すものを誰にどうやって残していきたいかという自分の想いがわかるわけです。



そこで2の自分の財産や負債をどのように分けたいか、

このままでは思い描いたような相続ができなさそうのように気付き

どんな対策を取っていかないといけないかがわかってくるのです。




しかし、終活の相続などに関わる事は自分一人では解決ができないので、

税金のことでしたら税理士に相談、遺言などについては司法書士などに

相談と言った具合にどこに相談すべきかもわかってきます。


相続などに関する対策は時間をかけて行うことにより効果が出てきますので、

終活は早めにやることが1番の対策となります。




また、3では自分が体調を崩してしまい、意思判断能力が付かなくなってしまった時、

介護状態になった時、元気なうちに自分の意思を書き記しておくことで、

自分の希望している方法で医療や介護を受けることができるのです。


実際に終末医療を受けなければならなくなったときや、

介護施設に入るとき、また、お葬式やお墓のことを決めるのは残された家族になります。

口頭で伝えていたとしても家族の方は本当にこれが望んだものなのかという

気持ちになることもあるので、エンディングノートに書き記しておくことにより

家族の介護や医療の選択肢についての決断の負担を減らすこともできます。




どんな方も終活は必ずいくつかはやらないといけないものになりますし、

専門家に相談するにしても一つだけの項目ではないため、

少しでも早く終活をやることによって未然にトラブルや思い描いた相続を行うことができるのです。