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葬儀社の選び方

公開日:2020-11-09 19:53

目次


「大手葬儀社」
地域で何店舗も葬儀会館を持っていたり

上場しているところやブランド力のあるところ、地域で一社独占のようなところは規模が大きいため、人件費や運営費がかさむため値段が高いことが多い
しかし、ここで葬式をあげたというステータスとして感じられることもあります。
また、規模が大きいほど多くの方が利用しているため、安心感もあります。

「地元に古くからある葬儀社」
地域で老舗の葬儀社は実際に近所の近くで施工実績を積み重ねており、地域の風習や式場の勝手などが、分かっており失敗がないことが安心と言えます。
何より大手の葬儀社ができる前から地域の何代の前の皆様がお住まいの地域の方々もしくはもしかするとあなたのご先祖様も葬儀の手伝いをしていたとも言える老舗の葬儀社は営業年数の実績が長いほど失敗もなく信用を積み重ねてきたからこそ、今も地元で営業しているというケースが多いです。
料金はネット葬儀社に比べ安すぎず、大手葬儀社に比べて高すぎないことが特徴
安心感や信頼感で老舗葬儀社を選ばれるのは良いかもしれません

「格安コールセンター型、大手企業のお葬式」
運営会社は全国規模で展開しているが、実際にはその会社が施工するのではなく、各エリアごとに提携している小規模な葬儀社や個人事業主と契約をし、決められたマニュアルで提携した加盟店が葬儀を行うため、どのような人が働いているかわからず、品質がバラバラになるためそこが不安材料になります。
最大のメリットは価格が圧倒的に安いため会葬者が少ない葬儀など価格を重視する方には向いています。

「互助会の葬儀社」

互助会とは正式名称を冠婚葬祭互助会と呼び、冠婚葬祭のサービスを提供する組織です。
互助会では冠婚葬祭のサービス代金を前もって分割払いをする仕組みになっています。満期が来る前でも追加料金を払えば冠婚葬祭を行うこともできます。
一般的に掛け金は1カ月1口3,000円から5,000円程度で10年単位の長い期間で払い込んでいきます。この掛け金は預金ではなくサービス代金の前払いなので利息は付きません。
注意しなければいけないのは互助会に加入していて積み立て金だけでお葬式ができると考えている方も中にはいるため注意が必要です。
前述の通り葬儀には様々な費用が掛かるため掛け金の積立金だけで葬儀全体の費用を賄えるわけではありません。また、加入を検討する場合は加入するプランでお葬式のどの部分の費用をカバーできるのか、また自分の希望するお葬式のタイプはどれくらい積立金のほかに追加料金が必要になるのかを確認することが大切です。
この積立の掛け金はサービスの利用券を前払いで購入しているシステムなので解約する場合は解約の手数料が発生するため、基本的に積み立てたお金が全額戻ることはないという点に注意が必要です。もし互助会以外の葬儀社がいいと思った場合は葬儀社によっては会員になると互助会の解約手数料を一定額まで実質負担してくれる葬儀社もありますので、そういったこともひとつの手段とも言えます。
もしすでに互助会に入っているのであれば、エンディングノートに書いて家族に伝えておくとよいでしょう。


執筆:終活アドバイザー 吉野 匠