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葬儀の返礼品について

公開日:2020-11-09 20:09

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葬儀や法事の際に香典などを受けとった際に御礼品を用意しなければなりません。また、会社関係の関係者などから葬儀が終わった後に香典が書留で届いたりしますので、そちらも御礼品を用意しなければなりません。
返礼品にはあと返しといって葬儀をませた後に品物をお送りする方法がと即日返しといって葬儀の際にお香典に対して御礼の品を準備しておきお返しするものです。
あと返しの場合は、葬儀に来られた方に会葬御礼として1000円ほどのお清め塩とお茶と会葬礼状をつけたものを配り、後程香典の額に対してデパートに行って返礼品を買って送ります。最近ではセブンイレブンなどのコンビニでもあと返しのギフトを注文できます。あと返しの商品としてもらった人が好きなものを選べるカタログギフトなども人気です。あと返しは満中陰志と言って四十九日法要(満中陰)を無事に済ませたことの報告を兼ねて送るものでもあります。
あと返しの金額の相場は地域などにもよりますが、もらった香典の半額を返す半返しにする方が多いです。しかし、地域などにもよりますが、葬儀後にあと返しの品を選びに行く負担があったりと、最近では2千円から3千円ほどの即日返しの品を葬儀の時にそ場で返してしまう即日返しが増えてきています。
それぞれにメリットがあり、あと返しにはお香典の額に合わせてそれぞれの品を選べたり、49日法要を済ませたことを来られない方々に報告ができて丁寧な対応がとれたりしますし、葬儀の際に参列者の手荷物にならないのがメリットです。
即日返しのメリットは選ぶ商品にもよりますが、あと返しより費用が割安なことと、後程あと返しの商品を選ばなくていいという喪主の負担を減らせることがメリットです。しかし即日返しといってもあまりにも過分に香典を受け取った先には即日返しを当日に渡したうえで、後程いただいた額の半額をあと返しとして送ることが常識とされています。


執筆:終活アドバイザー 吉野 匠