カテゴリー検索

葬儀終了後の初七日法要について

公開日:2020-11-09 20:23

目次


・初七日法要

最近では本来亡くなってから7日目に行う法要である初七日法要を繰り上げ法要としてお葬式に組み込むことが多くなっております。実際には葬儀の日取りなどもありますし、ちょうど7日目に法要を行うのが難しいこともありこのような形式を取る方が多くみられます。
組み込む場合には告別式の読経の後に式中に、初七日の読経を行う方法や、収骨をした後に葬儀式場に戻ってから初七日の法要をして、精進落とし料理をたべて会食をするという方法もあります。法要が終わると2日間にわたる葬儀スケジュールが終わります。


・精進落とし(繰り上げ初七日法要)の席での挨拶例

「本日は亡き○○の葬儀に、たいへんお世話になりまして、ありがとうございました。皆様 のお力添えにより、無事に葬儀を終えることができました。ささやかではございますが、精 進落としの膳をご用意いたしましたので、しばらくの間、おくつろぎいただければと存じま す。本日は、ありがとうございました。」


・献杯の挨拶

「故人の冥福を祈って献杯。」
※ここで献杯の挨拶をされるかたと故人の間であった思い出やお人柄をお話になられる方が 多いです。


・お帰りの時の挨拶

「まだまだ皆様のお話など、承りたく存じますが、そろそろお時間となりました。遺りまし た家族一同、頑張っていきたいと思います。本日はどうもありがとうございました。」


挨拶するときの注意点

遺族からの挨拶は故人に代わってお世話になった方々にお礼を述べるという気持ちが大切で す。故人の経歴などにはあまり触れず、ご会葬いただいたお礼を、簡単に述べましょう。
ポイントとしては会葬者に対するお礼・故人との関係や間柄・故人との思い出・遺族の心境 と心構えについてお話になられるとよいでしょう。


執筆:終活アドバイザー 吉野 匠