遺骨で作るダイヤモンド
公開日:2020-11-09 22:05
目次
最近では手元供養の一つとして遺骨を使ってダイヤモンドを作りメモリアル品として
遺族の方が身に着けるなどするダイアモンドが作られています。
遺骨の中に含まれている炭素の量とその他の成分を精密に調べ、
その後高温高圧法で遺骨の炭素を結晶化させるのに不必要な不純物を取り除き、黒鉛を生成します。
そこから人工ダイヤモンドの原石を作成します。
また、無色透明以外の色も加工によって色彩を変えることもできます。
制作期間は制作会社によって違いますが、3カ月~半年ほどの期間がかかります。
デメリットとしては作られたダイヤモンドが
故人の遺骨からできたものだという証明が現在の技術では不可能というところです。
高温高圧で細胞レベルで破壊されてしまうためDNA鑑定もできないわけです。
会社によっては遺骨や遺灰から抽出した成分がどんなものだったかを記載した
証明書をしっかり発行してくれる会社もあります。
ダイヤモンドを作るまででもないと考える方の中には手元供養として
遺骨を入れられて携帯ができるペンダントを身に着ける方もいらっしゃいます。
執筆:終活アドバイザー 吉野 匠