カテゴリー検索

様々な形式のお墓について

公開日:2020-11-09 22:23

目次


お墓は納骨場所であり亡くなった人を偲ぶ場所でもあり家族の生きた証でもあります。
お墓は終の棲家として先祖代々なくなったら入る場所と考えている方も多いです。
 また、遺された方にとって亡くなった人を偲べる場所があるというのは大切なことです 。

お墓参りに行って墓石に語り掛けたり、思いをはせたりすることも多いと思います。

お墓は亡くなった人を偲ぶ場所として昔から最適と考えれれている場所です。

これからお墓を立てる人や墓じまいをしてお墓を作り直しする人など自分や夫婦、
家族がお墓を作ることによって生きた証を作りたいという人の気持ちを表すものでもあります。

新しい墓地が立つことがたまにあるかと思いますが、
墓地を新しく設置できるのは自治 体・公益法人・宗教法人に限られます。
また、墓地は大きく分けて次の3種類に分かれ ます。


①寺院墓地
寺院墓地は寺院が檀家のために設置している墓地です。
ここの墓地を持つ家はそのお寺の檀家となりお寺に寄付をしたり、
お寺の修繕費を寄進したりと檀家としての義務を果 たさなければなりません。
また、年に数回行われるお寺の行事に参加したりします。
この行事や寄進の内容などは寺院によって異なります。


②公営墓地
公営墓地は地方自治体が運営して管理をしている墓地です。
自治体にもよりますが、公 営のため使用料が安く管理も行き届いている場合が多いです。
公営墓地があまりにも都市部である場合や、
人気の地域の場合や自治体によっては使用料が他と比べてあまり変わらなかったり、
割高になってしまう場合もあるようです。そのような墓地は公募倍数が
非常に高かったり募集条件が細かく設定されていることがあります。

また、場合によっては改葬(墓じまいをして別の墓から引っ越してくること)の遺骨を
受け入れてくれない公営墓地もあります


③民営墓地
民営墓地は宗教法人や公益法人が運営をしていて、
宗教宗派を問わずに受け入れる墓地 のことです。
上記の寺院墓地と公営墓地以外は民営墓地と呼びます。

寺院墓地に中には敷地の中に檀家向けの寺院墓地と
一般向けの民営墓地がある場合もあります。

[墓地は借り物]
販売されているお墓を買うということは、墓地というのはその墓地自体の土地を買い上げるものではありません。
お墓を立てるための土地の「権利」買うことになります。

この権利のことを「永代使用料」または「使用料」と言います。
年間管理料などを滞納し たり支払わなかった場合は権利を失いますが
その場合基本的に支払った使用料は返金されません。


執筆:終活アドバイザー 吉野 匠