生前にお墓を建てる「寿陵」
公開日:2020-11-17 12:00
目次
最近話題となっている終活の一環として、
生前に自分が入るお墓を決める方が増えています。
墓石を建てるタイプのお墓では、
生前に墓石を建てることを「寿陵(じゅりょう)」と言い、
大変縁起の良いこととされてきました。
「寿陵」は中国から伝わってきた習慣で、
長寿や子孫繁栄等の徳があると言われ、日本でも聖徳太子を始め、
多くの権力者達が、生前にお墓を建てたと記録が残っています。
最近では縁起の良いことと合わせ、
「万が一のとき、残された家族の手をわずらわせたくない」、
「自分が生きた証であるお墓を、自分自身の目で見ておきたい」など、
現実的な理由で生前に墓石を建てる方が多いようです。
墓石を建てたことで、将来の心配が無くなり、
より明るい気持ちで日々を過ごせるといった声も聞かれます。
将来自分たちが入るお墓のことを、ご家族の皆様と話しあえるのは、
元気な時にしかできないことです。将来の安心を得るためにも、
ご家族の皆様が集まった時に、少しだけお墓のことを話し合ってみてはいかがでしょうか。
執筆:須藤石材株式会社